Raspberry piの電子工作やPythonとかjavascriptとかかじってます

第2種電気工事士のススメ

最近何人か知り合いが電気工事士を受けると聞いたので、受けた記録をまとめてみました。

買ったもの

筆記試験

ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格2017年版

ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格2017年版

が最強
テストは四択だから全て覚えるより、見れば思い出せることが大事。
まずはパーっと教本を一回読んでなんとなく覚えたら
そのあとアプリで問題を解きまくれば
過去問の類題が400問あるから、一通り解いて覚えてない範囲だけ教科書を見るってのが早い。
問題数もさることながら、解説もしっかりしてるので
試験も「これ〇〇ゼミで見たことあるやつだ!」状態になりやすい。

実技試験

実技の材料セット(メルカリ)
HOZANの工具セット(アマゾン)

HOZANの合格ツールこの材料がまた高い。前の試験が終わった直後などは、中古を安く帰るチャンスなのでおすすめ。
(練習量を減らすには便利な工具を買ったほうが良い。と個人的には思ってます)

やったこと

筆記試験

受験を決める前
以前、学校の授業で分流の法則やオームの法則あたりは理解していたので計算問題は初見でも解けるor解き方見たら思い出すレベルだった

2月前くらい前
本を買っってちょくちょく眺めてた

3日前くらいから
本を一周読んでよく出る問題を少し解いた。

前日
アプリで過去問を400問分解いて
覚えにくい遮断機からの長さの問題や電線の太さと許容電流の表を紙にまとめて覚え直した。

当日
試験は2時間となっているが50問のマークシートなので時間がすごく余る。1時間経ったところで列ごとに提出して退出をしていいとのことで見直しをして早めに退出した。

オーム社の解答速報が当日18時には出ていたので確認した。Twitterで “電気工事士 解答”
とかで調べたらリンクが出てきた。
多少のケアレスミスがあったものの余裕で受かっていたので安心した。




実技試験

筆記試験合格発表後
材料が届く前からできることとして、
まずは不合格になってしまう欠陥の条件を覚えること(ここで1敗)
材料が揃ったら練習あるのみ。

材料はメルカリで1周分の材料を7500円で
工具はホーザンのベーシックなものをアマゾンで買った。
基本はホーザンの”電気工事士の虎“を参考にした。道具も基本は同じものなどで参考にしやすい。
www.hozan.co.jp

ひと通りの伏線図の書き方と各素子の使い方を動画で確認して、候補問題を一つずつ
ノーカット版を見ながら同時に作っていった。
途中の問題からは作業スピードも上がっていったのでノーカット版を1.25倍速で流しながら作った。

基本は動画どおりの作業合格を心がけたが、クリップを使わず時間を省略した。
線の圧着も本数の少ないものから確認していけば使わずとも問題ない。
単位作業はランプレセクタプルとコンセントが3分でできるようにのの字曲げやネジの取り付けを繰り返し練習した。
ワイヤストリップは各素子に取り付けられる最小と最大のストリップ幅を試して多くの素子で使える1mm〜1.2mmを何も見ず感覚だけで精度よく切れるようになった。

動画の作業通りでは速く作れなくても、
まずは単位作業をしっかりこなし、

  • 器具ごとの取り付け手順
  • 次に欠陥にならない上限と下限の誤差

を把握する。

単位作業で練習するときはあえて欠陥ギリギリの誤差で作ってみるなど、欠陥にならない程度の誤差かを目視で判断できる力をつけるように心がけた。
これだけでもガイドに合わせずに作っていけるようになるため、意外と速く作れるようになった。
ビニール袋を小さなダンボールなどに入れて、ゴミを捨てながら作るというのも掃除も楽だし本番の練習にもなるためで良い。


当日は落ち着いていくこと。
材料の確認の段階で、材料一覧から端子台や、露出型コンセントなど、特徴のある材料から、候補問題のうちどれが出るかはある程度内容は絞れるし、どこの接続が圧着スリーブか差し込み式かも材料の個数から判断できる。どうせ長時間待たされるので、頭の中で複線図をシミュレーションしておくと吉。どこから作るかは人次第だが、心の中で順番を決めておくとなお良い。

あとは合格を待てば良い。忘れた頃にハガキが来るので一喜一憂しておきましょう。

ここまできたら、各都道府県に申請するのですがここでもお金がかかります。

申し込みからかかったお金は
試験代1万弱
工具、材料テキストなど2万弱
合格後のの申請5千円くらいということで、toeicが安く感じる魔法にかかりました。
もし興味とお金と時間のある人は受けてみてはいかがでしょう?